現在地震電磁気学を研究する学者は多く存在し、VAN法で知られるギリシャ式地震予知法(VANはアテネ大学のP. Varotsos, K. Alexopoulos, K. Nomicosの頭文字)は一時期において地震前兆電磁気信号(SES)による地震予知を行った。またフランスは地震電磁気専用衛星(DEMETER)を2004年6月29日に打ち上げ、台湾、インド、イタリア、ロシア、メキシコでは地震電磁気に関する国家プロジェクトが採択されていると言う。そんな中、日本では電気通信大学・地震電磁気研究ステーション早川正士教授がその地震電磁気学の分野で功績を挙げている。
しかし、3月11日の日本における未曾有の巨大地震を予知する機関は世界中どこにも存在しなかった。
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